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− 夜会話集3 −
ハヤトとラムダ

【第11話】

【第11話】


俺たちとアキュートの戦いは
こうして幕を閉じた

傷つけあった二人の騎士は、
新たなきずなで結ばれたのだ
それはきっと、彼らが理想を
導くための力になるのだろう

けれど、
バノッサはそんな俺たちを
あざ笑っていた

斬りつけるよな言葉と共に
彼が見せた召喚術らしき力
あれは何を意味するもの
なんだろうか・・・?



ラムダ:礼を言わねばな

ハヤト:え?

ラムダ:俺もレイドも、お前がいなければ取り返しのつかないことをしていただろう

ハヤト:いえ・・・

ラムダ:あの時、俺はレイドをかばうことが最良の道だと思った

ラムダ:片目を負傷した俺よりレイドのほうが騎士団に残るべきだと、な

ラムダ:今にして思えば、俺は犠牲になったつもりでレイドを犠牲にしたのかもしれん

ハヤト:・・・・・・

ラムダ:犠牲というものは 望まずとも生まれてくるものらしい

ラムダ:しかしそれは、犠牲を出していいということではないのだろうな

ハヤト:ええ、きっと・・・



ラムダも多分
苦しんでいたんだ・・・


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