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− エイナ 結婚END − |
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エイナ:・・・・・・ エイナの母:ほら、エイナ?起きなさい、エイナ!? エイナ:ん、あ・・・ エイナ:あれ? エイナの母:あれ、じゃないわよ まったく・・・ エイナの母:いくら、お化粧に時間がかかったからって エイナの母:式の前に、居眠りをする花嫁さんがありますか? エイナ:あ、あはは・・・ゴメンね、お母さん エイナの母:年頃になれば、もう少し落ち着きがでてくるかと思っていたのに・・・ エイナの母:これじゃ、お嫁にいっても本当にだいじょうぶなのか不安になってしまうわ エイナ:・・・むむむっ エイナの母:ま、それも承知のうえであの子は、あんたを選んでくれたんでしょうけどね エイナの母:なにしろ、赤ん坊の頃からのおつきあいなんだから エイナ:うん・・・ そうだったね・・・ キミと私は、いつだって 側にいるのが当たり前だった 生まれた時から今日まで 一緒に泣いたり、笑ったり ケンカして、仲直りしたり 本当にたくさんの時間を 一緒に過ごしてきた そして、これからも・・・ でも、不思議だよね? 家がすぐ近くだったから 親同士が、たまたま 仲が良かったから そういう、あとづけの理由 なんかじゃ説明がつかない くらい、当たり前のように 私たちは、お互いのことを 自然に受け入れてた まるで・・・ こうなることが 決まってたみたいに・・・ すごく、心地よくて・・・ エイナの母:エ・イ・ナ! エイナ:・・・っ!? エイナの母:ほら、ぼけっとしないの!花婿さんが、貴方を迎えにみえたわよ エイナ:う、うん・・・ 礼服を着たあいつは いつもより、ちょっとだけ カッコよく見えて・・・ そのくせ、いつもみたいに 真っ赤な顔をしたまま 私に、その手を差し伸べた 私は私で、らしくもなく 気恥ずかしくなっちゃって うついたまま 白い手袋に包まれた手を そっと重ねて 長い廊下を、ゆっくりと 踏みしめるようにして歩く 近づいてくるざわめきは この日が来るのを待っていた 村のみんなの祝福の声 ありがとう・・・ 私、とっても、幸せだよ・・・ わきあがる拍手の音に重なって 旅立ちを告げる、鐘の音が響く 涙をこぼさないように 顔をあげたその先には 青い空と、まぶしい日差し 隣には、大切な貴方・・・ ずっと、ずっと・・・いつまでも きみのすぐそばで、わらっていられますように・・・ |
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